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腕時計と私の日常

【時計購入レビュー】ソーティス リブラ

今回は当ブログ恒例の時計購入レビュー。いつものようにネットの海を徘徊していると出逢ってしまったのが、ソーティスのリブラだ。

 

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まずソーティスというブランドについて説明する必要がある。

ソーティス(Sothis)はドイツ人のデザイナー、ウォルフガング・スタインクルーガー氏によって立ち上げたれた時計ブランドだ。

ソーティスとはシリウス星を意味し、そこから様々な啓示やインスピレーションを受けるという利念を捧げて、時計作りを行っている。

彼の創造する時計は、随所にこだわりとオリジナリティが溢れていることが分かる。メカや文字盤には、さりげなく星や天体をイメージさせるデザインがあしらわれている。


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今回購入したリブラも、そんなソーティスの代表的なモデルだ。

クロノグラフ &デイト表示でありながら、文字盤は非常にシンプル。ホワイトを基調としたラッカー仕上げで艶やかな印象だ。そこにブラックで細かな文字や目盛りが印字されている。インデックスが植えてあるため、程良い立体感もある。


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注目したいのは徹底されたケースの造形だ。正面から見ると丸みを帯びた鏡面のベゼルに隠れているが、ケースサイドは写真のように複数本の溝がある形状になっている。この面はサテン仕上げなため、鏡面のベゼルと裏蓋とのコントラストが美しい印象だ。

しかも、ケースサイドの面を際立たせるために4本のラグは別体になっており、内側からネジ留めしているというこだわりようだ。

全体的に、いかにもドイツ時計らしい“質実剛健”なケース形状だが、その中にもソーティスにしか作れない個性が光っている。


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もちろん“裏スケ”である。裏蓋には刻印があり、500本限定であるリブラのシリアルナンバーが刻まれている。

ムーブメントはETA 7750系をベースにしているが、その仕上げは一級品だ。コート・ド・ジュネーブ、ペルラージュ、青焼きネジと三拍子揃っている。金色のローターにはソーティスの刻印と星座が描かれていてとても美しい。


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こう見えてしっかり夜光もついている。デザインだけでなく実用性という観点でも、この時計の仕上がりは抜かりないと感じるものだ。


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最後にリストショット。ケースの直径は42.5mmで厚みは10mmを超える。肉厚の外装に自動巻クロノグラフの機械が詰まっていることもあり、着けてみると結構な重量を感じる。

 

購入してから2週間ほど使っているが、そのサイズを感じさせない、ライトな印象。腕上で程良い存在感を放ってくれており、とても気に入っている。

もちろん時計としても計器としても秀逸で、実用性に富んでいながらも個性が光る...そんな時計なのだ。

 

 

【ソーティス リブラ】

ムーブメント :自動巻 ETA製Cal.7750ベース 直径30mm

毎時28800振動/時 27石 42時間パワーリザーブ

機能:クロノグラフ 日付表示

ケース:ステンレススチール製 直径42.5mm

防水性能:5気圧防水

価格:44万1000円

※500本限定生産