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腕時計と私の日常

【時計購入レビュー】コンコルド C2

本ブログ恒例の時計購入レビュー。

今回の時計は、今まで購入してきたものの中で最も高価だ。それと同時に、手にしたときの高揚感と満足度はこれまでにないほど高い。手にした実感が湧くのに少し時間を要したほどだ。

 

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コンコルドというブランドは、日本において全くと言っていいほど知名度が無いが、1908年に創業した歴史の長いブランドだ。技術開発を積極的に行い、いち早くケースにステンレススチールを用いたり、極薄のクォーツムーブメントを生み出した。

創業100周年を2008年に迎え、新しいメンズコレクションのC1シリーズを発表。先進的なデザインと驚くべき機能で、その技術力をアピールした。


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さて今回購入したC2は、C1に次いで2011年に登場し、一回りコンパクトで薄型化を図ったコレクションだ。


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ブラックPVDが施されたステンレススチール製ケースは、とても現代的で複雑な形状をしており、随所にこだわりが感じられる。鏡面とサテン仕上げの面のコントラストが美しい。


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ケースと相まって文字盤の作り込みも非常に細かい。薄型ながら立体的に感じさせる造形は見事だ。小秒針とクロノグラフ秒針の赤色が映える。

ETA2894-2を搭載する本機は、プッシュボタンの押し心地が気持ち良い。幅広で固めに設定されているため、着用時の誤作動の心配もない。


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この時計の防水性能は10気圧で、リューズはねじ込み式。リューズガードもあり、もしもの衝撃にも手堅いタフな仕様だ。


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ケースバックにはC2の文字が大きくあしらわれていて格好良い。

スポーティなラバーベルトはC2専用のものがついている。ケース側面にネジ2本で留めるという特殊な形状だ。


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バックルの仕上げも抜かりない。あまり見ない左右非対称のDバックルは、着脱のしやすさを向上させている。


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リストショット。見た目は大きさを感じさせるがケース直径は42mmに抑えられているため、装着感は悪くない。手首がもう少し太いとなお良いだろう。


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ギャランティーカード類もお洒落だ。この時計を製作するにあたって用いられた(であろう)数式の数々...。


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そしてマニュアルがUSBメモリーだという所も面白い。PCに挿すと映像と音楽が流れて、コンコルドの世界へと誘われる。また、バーチャル上で時計の操作等もできるのだ。


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私のコレクションに新しく加わったコンコルド・C2。こんなに現代的でスポーティーなカッコいい時計を手にしたのは初めてだ。

国内に推定5本程度という希少性も兼ね備え、これまでにない満足感も味わうことができた。

休日に着けるオフ時計として、これから特別な時を刻んでいきたいと思う。

 

土井