新しい自作時計のご紹介。“Flow Hours”
こんにちは。Doiです。
今回は、私が製作した腕時計“Flow Hours"についてご紹介したいと思います。
以前にも当ブログに書きましたが、私は趣味で腕時計の文字盤を製作しています。
かれこれ十数本の時計を作ってきましたが、その工程の全てを手作業で行っています。
当然なのですが、手作業オンリーだと加工精度が悪かったり、仕上げが全然綺麗ではないものができてしまったりするわけですね...。
ですので、そろそろ時計旋盤の一台くらいは導入しようと前向きに考えています。目標は今年中。
ますは部屋のスペースを確保して..と...
さて、私事はこのくらいにして時計の紹介に移ります。
それがこちら。名付けて“Flow Hours”です。
この時計の特徴は、普通の時計とは少し異なる時刻表示にあります。12時位置に配置された小窓で“時”を、中心から伸びる針で“分”を、そして12時位置の小針で“秒”を表しています。
時間表示が針ではなく回転ダイヤル式になっており、真上にある位置で読み取ります。
ゆっくりと移ろいでいく時の流れを、ここから感じ取ることが出来ます。
文字盤の主な素材はブルースチールです。私が知る限り、文字盤にこの素材を採用しているメーカーは極めて少ないと思います。
この写真のように、全体的に均一な青色を出すのはとても難しいのです。焼く表面積が大きいほど色にムラができてしまう可能性が高くなると同時に、文字盤ですので失敗が目立ってしまいます。
綺麗な色に統一するために、青焼きを数回やり直す事もあります。上手くいった時は結構な達成感があったりします笑。
リストショットです。ケース直径は42mmと大型ですが、自分が着けるとしたらこれが限界です...。十分なトルクが必要だったため、安心安全のユニタス(大陸製)を用いました。
ブルースチール文字盤は、光が反射する角度や色によって様々な見え方になるので、着ける度に時計を見るのが楽しくなりますね。
いかがでしたでしょうか。
現在も製作中の時計があるので、完成次第ブログに綴りたいと思います。
最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。
Doi