【時計購入レビュー】レペの時計。
時計購入レビューが続く。
いつものようにネットを徘徊していると、これまたレアな一本と出会ってしまった。それがこの“レペ”の腕時計だった。
そもそもフランスのクロックメーカーであるレペが腕時計を作っていた事を初めて知ったくらいだ。ネットで調べても有力な情報を得ることが出来なかった。
レペにとって“本業”ではないはずの腕時計だが、この時計をじっくり眺めると特筆すべきこだわりが随所に窺える。
まずは文字盤。非常に細かいギロッシェ模様は目を見張るものがあり、グレー色のローマ数字と筆記体のロゴマークは、わずかに立体感がある。
往年のクラシックなブレゲスタイルを見事に踏襲している。
この時計の最大の見所はケースの形状だろう。側面には、ヨーロッパの宮殿の柱を彷彿とさせる、円柱を連ねたような加工が施されている。またラグの円中を曲げたような形状も独特だ。
ムーブメントはETAの2892が収められていた。オーバーホールしやすい上、万が一壊れても部品を調達できるところが汎用の良いところだ。
ただ、裏蓋にmade in France との刻印があるので、どうやらケースはフランス製らしい。
リストショット。
ケースの直径はわずか33mmで厚さは7mmしかない。腕が細い私にとっては何の違和感もなく着けられる。
こだわりが詰まった非常にレアな腕時計を着ける喜びは、所有者だけが味わえる特権だ。
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