オデュッセウス、ハンズ・オン‼︎
先日は素晴らしいイベントが行われた。
コアなファン層を持つ時計情報サイト、ウォッチメディアオンライン(以下WMO)が主催を務め、銀座のA.ランゲ&ゾーネブティックを貸し切って行われた特別なクローズドイベントだ。
WMOは時計愛好家・読者を募って不定期で“オフ”ラインなイベントを開催しており、私は殆どの回に参加させていただいている。今回は、その4回目でA.ランゲ&ゾーネの新作「オデュッセウス」にフォーカスするというものだった。予想を上回る申し込みがあったようだが、私はCWYE枠として参加する事が出来た。
さて、当日のイベント会場は超満員だ。決して広くはない銀座ブティックの人口密度が凄まじいことになっている!
大きなディスプレイを用いてWMOのa-ls氏によるモデルの概要等、そしてCC Fan氏による内部構造についてのプレゼンテーションが行われた。私は特にメカの部分が好きなので、新しいアウトサイズデイトの話に聞き入っていた。
オデュッセウスについての機構的な説明はWMOに詳しく記載してあるので、是非ともそちらを参照していただきたい。
そしていよいよオデュッセウスの実機とご対面!
ランゲ初のステンレススチール製“ラグスポ”はいかにスゴいのか、手に取ってみて初めて感じ取った。
そして腕に載せてみる。美しい鏡面に磨き上げられたSSケースと、非常に滑らかで太めのブレスレットが、よく腕に馴染んでいる。
バックルは少し特殊で、腕に装着した後に長さを微調整できるようになっている。また、ブレスレット自体のコマ調整は専用の道具を使って可能だが、パーツが多い上に傷つけてしまいそうでちょっと怖い(笑)。
一方、文字盤は思っていたよりも立体的で、多くのパーツに徹底的な仕上げが施されている上、アウトサイズデイトと曜日表示が個性を引き立てていると感じた。
内部も外装も、総じてランゲらしい、極めて上質で贅沢な一本だと思う。
会場では“オデュッセウス・スイーツ”が振る舞われていた。このイベントのためにつくられた特別なもの。美味しい!
今回のイベントのお楽しみはオデュッセウスだけではない。なんとa-ls氏ご自身のとても貴重なコレクションを拝見することが出来たのだ!
その全てがブティックでもお目にかかれない限定モデルやユニークピース。
ランゲ1の文字盤にエングレービングが。なんて美しいのだろう…
こちらはウィークカレンダー表示の1815。
限定モデルのためだけにムーブメントごと開発してしまうのも、ランゲの凄いところだ。
…という事で、興奮がおさまらないままイベントは閉幕した。
満を持して誕生し、多くのファンから支持を集めているオデュッセウス・コレクション。素材違いやカラー展開など、今後に注目したい。
Doi