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腕時計と私の日常

初の路面店!Bovet(ボヴェ)ブティック銀座訪問。

こんにちは。Doiです。

今回は、先月オープンした「ボヴェ ブティック 銀座」を訪問させていただき、いろいろお話を伺いましたので、そのレポートとして記事にしたいと思います。

 

まずはボヴェについて軽く説明を。

ボヴェは、エドアール・ボヴェ氏によってスイス・フルリエの地で1822年に創業した時計ブランドです。

かつては王侯貴族や皇帝に向けて懐中時計の製作を行っていました。それは貴石や真珠、エナメルの細密画などで装飾された豪華なものでした。

しかし世界恐慌第二次世界大戦の被害を受け、1932年に歴史は途絶えてしまいます。

そして1997年に復活を遂げ、2001年に現オーナーであるパスカル・ラフィ氏の手によって、時計工房を傘下に収めた2006年以降、ボヴェはマニュファクチュールへと生まれ変わったのです。

 

 

さて、ボヴェ ブティック銀座は、2019年8月1日にオープンしたばかりの新しいスタイルの時計専門店です。

銀座5丁目にある「I liv(アイリブ)」という商業施設に店舗を構え、和光銀座の時計塔がある4丁目交差点からほど近いすずらん通りに位置するため、非常にアクセスしやすい立地なのです。このような路面店はボヴェとして初だそうです。

 

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↑GUのお隣!

 

銀座の時計店といえば、大手ブランドがメイン通りなのを除き、通称「時計通り」とも言われる銀座並木通りに集中しています。しかしボヴェが位置するすずらん通りに他の時計店は無く、その上 圧倒的に人通りが多いのです。

 

ブティックの店内に入ると、そこにはボヴェの世界観が広がっていました。決して広くはありませんが、内装を木造りの壁と床で統一し、豪華絢爛というよりかは上品で落ち着いたモダンな印象を受けます。

 

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時計は常時十数本が展示されており、ボヴェのフラッグシップモデルを落ち着いた雰囲気と空間の中で、じっくりと楽しむことができます。

 

なんとこの日は、昨年のGPHG(ジュネーブ時計グランプリ)で最優秀賞である「金の針賞」を獲得した“リサイタル22  グランドリサイタル”が展示されていました。

 

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この時計は、ボヴェが誇る天文三部作の一つであり、この他に“リサイタル18 シューティングスター”と“リサイタル20 アステリウム”があります。

 

共通するのはどれも天体の動きを表示するという事なのですが、グランドリサイタルは太陽・月・地球の3つの天体をケースの中に収めていて、中でも特に複雑なのです。

705個のパーツから構成されており、トゥールビヨンや立体的な月齢表示、ケースバック側まで及ぶパーペチュアルカレンダー、それだけの機構を備えながらの9日間ものロングパワーリザーブ等、様々な魅力がこの時計の中には詰め込まれています。

 

この他にも様々なモデルの数々を見せていただきました。


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実際に手にとってじっくり眺めて見ると、ボヴェの時計には独特の美しさがある思いました。

比較的シンプルな3針から、とんでもない複雑機構を備えたものまで、デザインや装飾からボヴェの哲学を感じ取ることができます。それは、かつてエドアード・ボヴェが創造したウォッチメイキングを、完璧な形で現代へと受け継いているからだと思うのです...。

 

 

銀座の地でボヴェの世界観を感じてみてはいかがでしょうか?

 

【ブティック詳細】

ボヴェブティック銀座

東京都中央区銀座5丁目7番6号 I liv 1F (すずらん通り側入り口)

TEL:03-6264-5665

オープン:12時〜20時(水曜日定休 )

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Special thanks :

Bovet boutique ginza , DKSH Japan 

 

最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。次の記事はイベントレポートの予定です!

 

Doi