リングウォッチの世界。
こんにちは、Doiです。
今回のテーマは腕ではなく“指時計”です。
リングウォッチと呼ばれ、指輪に時計機能を付加し、お洒落なアクセサリーの一つとしてファッショナブルな女性に親しまれたのだとか。
手巻きのレディースムーブメントを搭載したものは、主に1970年代ごろに製作され、セイコーやシチズンでもいくつかモデルが出されたそうです。
現在、オークションサイトでは数千円〜数万円で取引されています。
さて、そんなリングウォッチなのですが、先日時計好きの友人からあるものをいただく機会がありました。
それがこちらです。
どことなくレトロ感が漂う丸っこいケースに、緑色の文字盤が静かに主張します。
Piccolo(ピッコロ)との記載がありますが、これはかつてセイコーが展開していたコレクションシリーズの名称なのだそう。
リングウォッチの他にペンダントウォッチやブレスレットウォッチなどがあり、今となっては希少価値が高そうです。
側面には大きめのリューズが。
リングの部分は曲げてサイズ調整が安易にできるようになっています。
指にはめてみました。なんとも可愛らしい...。
折角なら中身も見てみたい!ということで分解。
文字盤と針、ムーブメントは腕時計のものと全く同じです。
ムーブメントはセイコー製のレディース用手巻きです。JAPAN 7J とだけ記載されています。人工ルビーを輪列に使用していない簡素なものです。
注油をして一晩動かしましたが、精度は悪くないようです。
耳に近づけた時に音が聞こえるのがイイですね。
リングウォッチの世界、初めて調べてみましたが結構面白いです。
指輪としても結構大きめなので、普段使いするなら邪魔になってしまうかもしれませんが、アクセサリーとして楽しむなら全然アリですね。
今回はここまで。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
Doi