BOVET(ボヴェ)ディミエ・リサイタル26 ブレインストーム、ハンズ・オン!
こんにちは。Doiです。
今回は、先日ボヴェブティックを訪れた際に見せていただき、衝撃を受けた腕時計“ディミエ・リサイタル26 ・ブレインストーム・チャプターワン”に焦点を当てて紹介したいと思います。
ーそれは、今まで見てきた数多くの腕時計とは全く異なる、独特の雰囲気を放っていました…。
その実機がこちらです。何という美しさなのでしょう…。
手に取った時の一番の驚きは「軽さ」でした。全体がサファイアクリスタルで形成されたメインと、チタン製の4本のラグで構成されているケースが目を惹きます。
12時側から6時側に向かって傾斜している特殊な形状のケースは“ライティングスロープ型”と呼ばれ、ボヴェのみが製作する事ができます。(ラフィさん自身でデザインされたらしい)
ドーム状の風防の傾斜角は9度で、ムーブメントも風防に合わせて傾斜されて固定されています。これによって、時計を腕に装着した際の視認性が向上するというメリットと共に、唯一無二の個性も演出しています。
また、ムーブメントにも注目です。
特許取得済みの両面フライングトゥールビヨンに加え、半球式ムーンフェイズ、ビッグデイト、パワーリザーブインジケーターを搭載しています。これらを駆動させるために設けられた香箱は一つで、しかも10日間ものパワーリザーブを実現しているのです。
そうなると当然ゼンマイはとても長くなり、必然的に巻き上げるのが大変になってしまいます。そこで、ボヴェが特許取得済みの特殊な構造の巻き上げ輪列である“ディファレンシャル・スフィリカル・システム”を組み込むことにより、リューズの回転数を半減させることに成功しています。
これが実際に巻いてみるととても楽なのです。巻き味も軽くて全くストレスを感じることはありませんでした。
控え目な受けの形状も独特です。
腕に装着してみました。
前述したサファイアクリスタル+チタン製のライティングスロープ型ケースは、直径48mm・最厚部15.5mmという大判なサイズ。しかし、とても軽い性質のある素材を組み合わせているため、大きい時計を着けているという感覚はあまり無いと感じました。
ドーム状のブルークォーツ(水晶)製の文字盤の輝きは、類を見ない美しさです。
・気になるお値段は3730万円(税抜)です。お問い合わせはボヴェブティック銀座まで。
…というわけで、リサイタル26 ブレインストームを軽く紹介させていただきました。
最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。
Doi