自作腕時計についての小噺と新作のご紹介。
こんにちは。
少し久々の投稿となります、Doiです。
今回は、私が前々から精力的に製作を行っている「自作腕時計」について紹介したいと思います。
これまで何本作ってきたかは、正直覚えていません...(笑)。
自作を初めてから最初の頃は、安いクオーツ時計の文字盤に画用紙を貼って絵を描いてたりもしていました。それからしばらく経ち、1年半前くらいだったか、機械式にも手を出しては数本製作しました。最高額はトゥールビヨンです。
当たり前ではあるのですが、作った当時は満足していても、今見ると全く満足できない仕上がりであるという事が多々あるんです。ですので新しく文字盤を新装したり、仕上げ等の改良を日々行なっています。
また、ツイッターやインスタ等で写真をアップしている影響か、非常にありがたいことに私自身の認知も「自作してる人」という形でお会いする皆様に知っていただけるようになりました。
とまあ、自作腕時計とは言っても、オリジナルで製作しているのは文字盤と針、またムーブメントに装飾を施したり...というくらいで、独立時計師のようにゼロの状態から全てを作り上げているわけではありません。
(※本来は“文字板”と表記するのが技術者的には正しいんだとか)
しかしもちろん、いつかは時計のパーツ全てを手掛けたいとは思っています。自作の真髄はそこにありますからね...。
それでは、つい一昨日完成したばかりの時計をご紹介いたします。
名付けて「アストロノミック・レギュレーター」です。
名前の通り、文字盤には無数の星々が輝いているという、宇宙的な要素を取り入れました。
文字盤の素材は鉄なのですが、磨いた文字盤表面に青焼きを施しています。この仕上げのおかげで、光の反射を利用してより美しく輝いて見えます。
この時計では時刻表示が少し通常の時計とは異なります。上にある針で分を、下にある針ではない回転ダイヤルで時を表します。
各表示をする針を分けて設けた時計を「レギュレーター」と呼ぶのですが、慣れると結構視認性は高いと感じます。
リストショットです。
ケース径は42mmなので、腕が細い私にとっては限界サイズですね...。
室内照明の下で見るとキラキラしているので、時計を見るのがより楽しくなりそうです。これからたくさん着けていきたいと思います。
...次の自作腕時計も宇宙モノになるかな?
最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。
Doi