DOI WATCH BLOG

腕時計と私の日常

【時計購入レビュー】RSW サンデッキ

前回の時計レビューから少し期間が空いたが、Stay Homeが呼びかけられていた悲劇の3ヶ月から脱し、少しずつではあるが世間が日常を取り戻しつつある昨今...。

 

約5年という決して長くはない期間を時計趣味に捧げてきたわけだが、常日頃から新しい情報を得ながら多くの時計を見て、実際に購入して着けていくうちに、私自身の好みも少しずつ変化していくように思える。

比較的安価な国産の使いやすいエントリーから始まり、アンティークや舶来のシンプル系など、数十本の時計を買っては売ってきた。

 

そして、現在私が行き着いたのは、普通とはちょっと違う個性派時計なのだ。

 

f:id:doiwatch:20200621200321j:image

 

さて、今回購入した時計も個性派に他ならない。

RSW(スイスラマウォッチ)は1998年に設立されたスイスの時計ブランド。

このマイナーなブランドを知ったきっかけは、とあるネット記事で“ナスカ”というモデルのレビュー記事を読んだ事だった。その特徴的すぎるデザインが記憶に根強く残っていたのだろう、時々思い出しては中古市場を漁っていた。


f:id:doiwatch:20200621183243j:image

 

それで偶然発見したのがこのモデル。

名をサンデッキというらしい。一瞬見ただけでも目に焼き付くほどの一風変わった外観だ。


f:id:doiwatch:20200621183229j:image

 

縦49mm、横35mmという大柄なケースは、何とも形容し難い形状をしている。

正方形の文字盤はケース下部に位置しており、太めのインデックスと針であるため視認性はとても良い。さりげなくスモールセコンドがついているのは自分的にポイントが高い。


f:id:doiwatch:20200621183212j:image

 

そしてこの時計の最大の特徴が、12時位置にある△マークの部分。ここはプッシュボタンになっており、ここを強めに押すとケース上部が勢い良く開口し、そこからリューズが現れるのだ。

こんな独創的な仕組みをケースに盛り込むとは、さすがラマさん。


f:id:doiwatch:20200621183236j:image

 

ケース側面は淵のシルエットに沿って凹んでいる。無反射コーティングが施されたサファイアガラスの風防も、ここの形状に合わせて湾曲している。

ここだけ見ると航空機の翼の断面のような形をしていて面白い。

外装にこだわったブランドだけあって、ケースの仕上がりは高級機さながらだ。ヘアラインとポリッシュの面が上手く使い分けられている。

加工とフィニッシュの大変さが真摯に伺える。


f:id:doiwatch:20200621183222j:image

 

最後にリストショット。

見ての通りとても大きいが、ケースバックの曲面が腕にフィットするため付け心地はむしろ良いと感じた。


f:id:doiwatch:20200621183215j:image

 

ステンレスベルトの仕上げも抜かりない。バックルには堂々とRSWのロゴが。


f:id:doiwatch:20200621183219j:image

 

 

突然お迎えしてしまったこの時計。

次第に気温が上がり腕の露出が増えるこの季節。その特徴的すぎるデザインは、私の腕の上で個性を放ってくれるだろう。

 

【詳細】

スイスラマウォッチ サンデッキ

品番:9410

ムーブメント:ETA製クォーツ

機能:時・分・秒の表示

ケース:ステンレススチール製、縦49mm、横35mm

防水性:5気圧防水

価格:不明

生産終了品