【時計購入レビュー】モンブラン スタークラシック オートマチック
こんにちは。Doiです。
2020年、新年明けていつの間にか既に10日も経過してしまったのかと思うと、時の流れをより一層早く感じてしまう今日この頃です...。
さて、今回は当ブログ恒例の時計購入レビューです。
私は新年早々、素晴らしい時計を納品しました。
それがこちらの「モンブラン スタークラシック・オートマチック」だったのです。
時計を購入する事は、ある種の“出会い”と同じだと感じることがあります。また、予想もしなかった刺さるモノが突然目の前に現れたとき、人は一目惚れすることだってあるでしょう。
事実、私はモンブランの時計を購入する日が来るとは微塵も思っていませんでした。もちろん、モンブランというブランド自体は好きで良く知っていましたし、欲しい時計もいくつかありました。(ニコラ・リューセックのクロノグラフやアベンチュリンダイヤルのイグゾトゥールビヨンなど)
しかし今回納品したのは極めてシンプルな3針モデル。いつものようにネットの海を徘徊していると偶然目に留まったのがこの時計だったのです。
シンプルかつ淡青な顔立ちのダイヤル、どこか愛嬌のあるブレゲ数字、スーッと長く伸びるリーフ針、静かに主張するスモールセコンド...
まるで引き込まれていくかのように、私はこの時計の魅力に取り憑かれてしまったのです。
この時計の最大の良さは文字盤の美しさだと思います。写真の写りによっては白っぽく見えるかもしれませんが、実際は光沢感のあるシルバー色です。表面にとても細かい粒だったような仕上げになっており、そこに強い光が当たると上品に煌きます。
スモールセコンドの円中にはモンブランの象徴である“ホワイトスター”の模様が彫り込まれています。目立たない場所でさりげなく主張してくれる、この時計のアイコンの一つとなっています。
裏側はシースルーバックになっているの
は、私にとって嬉しいポイントです。綺麗な仕上げが施された機械を堪能できないのは勿体無いですからね。
この時計に搭載されているのはETAの機械をベースとしたCal.MB24.08です。ローターはちゃんとモンブラン仕様になっています。もし壊れても自分で治せるところが汎用の機械の良いところです。
ケースサイドはこのようになっています。真ん中あたりから裏蓋にかけて椀のように絞られている形状をしているため、実際よりも更に薄く見えるようになっています。ラグもとても薄くてシャープな印象です。
リューズにはモンブランの象徴であるホワイトスターが描かれています。普段はあまり見ない場所にこそ、こだわりが詰まっているのです。
針の美しさも、この時計の魅力の一つです。細く長く伸びるブルースチールのリーフ針の表面は一点の曇りもなく、鏡面に磨き上げられています。
時計本体のみならず、ベルトの品質にも注目すべきです。モンブランは革製品も数多く製作しているブランドなので、仕上がりに妥協は全く感じられません。
使い込んでいくごとに風合いが変化していくレザーベルトは、革製品ならではの楽しみ方がありますね。
リストショットです。最近のメンズウォッチとしては数が少なくなった、ケース径39mmというサイズなので、腕が細い私にとってはとても心地良いのです。また、ケース厚が8.9mmという薄さなのでシャツなどの袖口に引っかかることはありません。
これぞお洒落なドレスウォッチ...。スーツやジャケットなどのフォーマルなスタイルにはベストマッチするでしょう。
最後に総評です。
予想もしなかった逸品に出会ってしまい、手にしてしばらく興奮が収まらなかった私ですが、(自宅で)腕に着けていると、どことなく自分に馴染んでくるような感覚があります。
“シンプルな3針の薄型時計”と言ってしまえば簡単ですが、この時計には語るべき多くの魅力があるのも事実です。
実際に着けるシーンは、休日にフォーマルなスタイルで出かける際なんかが多いと思います。これから永くにわたって大切にしていきたいと思える時計ですね。
今回はここまで。最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。
Doi