DOI WATCH BLOG

腕時計と私の日常

アーミン・シュトローム ポップアップストア訪問。

皆さまこんにちは。

Doiです。

今回は、丸の内のペニンシュラホテル東京内の「TheTime Gallery」に期間限定(今月末まで)でオープンしている、アーミン・シュトロームのポップアップストアに行ってまいりましたので、そこで見せていただいた時計を少しだけ紹介したいと思います。

 

先ずはアーミン・シュトロームについて軽くご紹介。

アーミン・シュトロームは、独立系で1967年創業の時計専門メーカーです。

ムーブメントのスケルトン加工を得意とした作品づくりで有名だった、アーミン・シュトローム氏によって設立されました。

2008年、時計コレクターで現ブランドオーナーであるサージュ・ミシェル氏と、時計技術者であるクロード・グライスラー氏によって自社工房が設立され、ここで時計の開発と製作を行っています。

 

シンプルな3針からトゥールビヨン、ミニッツリピーターまで様々なコレクションがあり、その中でもレゾナンスをより向上させた機構が注目されています。

クロノス日本版の広告にも載っていたりするので、知名度は徐々に上がっていく(はず)です…。

まあこんなところで…少なくとも私は大好きなブランドです!

 

ありがたいことに、アーミン・シュトロームの時計は今まで何回か拝見できる機会がありました。

最近では、度々お世話になっている恵比寿の時計店で開かれたイベントに行った際の事でした。

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2ヶ月くらい前に開催されたこのイベントでは、オーナーのミシェル氏とマーケット ディレクターのエマニュエル氏が来日され、トークショーが行われました。(↑価格差が半端ない、エマニュエル氏とのリストショット!時計はデュアルタイム レゾナンス サファイアケース。)

 

さて、本題に戻りましょう。

今回見せていただいたのは同ブランドの代表作とも言える3本の時計です。

 

まずはこちら。「ピュア・レゾナンス」です。

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もう、見た目から私の好みにどストライクなんです。欲しい…。

 

“デカ厚”のケースデザインが多めの同ブランドの時計の中では最もケースが小さく、直径42mm・厚さ12mmと、日本人の比較的細い腕にも馴染むサイズです。

オフセンターにバランス良く配置された小径の重なり合った美しいブルー文字盤が、さり気ないローマ数字とうまくマッチして、全体のクラシカルな印象をより際立てています。

 

そして何より、アーミン・シュトローム社が開発した独自のレゾナンス機構を惜しげなく眺めることが出来るのが嬉しいポイント。

2つの共振するテンワを繋いだ特殊なパーツ「レゾナンス クラッチ スプリング」が動いているその様子は、ずっと観察していても見飽きることはありません (笑)。

 

 

続いてはこちら。「ミラード フォース レゾナンス」です。

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このモデルは、先ほどもあった同ブランド独自開発のレゾナンス機構を完璧な形でムーブメントに搭載した、初めての作品です。

上のピュア・レゾナンスとの大きな違いは、2時位置にあるプッシュボタンでしょう。このボタンは、2つの共振するテンワの動きを、秒針と共に一旦リセットするためのものです。よって、より正確に時刻合わせをする事が可能なのです。

これを押した際に作動する規制レバー等の動きが観察できるのも面白いと思います。

 

また、アナログな方法で施された小径のギヨシェダイヤルもなんとも美しいです。ゴールドケースとグレー文字盤の相性もいいですよね。

43.4mmというケース径は、一般的に日本人にとってはやや大きい気はしますが、腕上の存在感は確かなものです。

 

 

そして最後にこちら。「デュアルタイム レゾナンス」です。

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この時計、とにかく大きいです。その一言に尽きます。

特徴的な楕円形のケースの大きさは、縦43.4mm・横59mm そして厚みが15.9mmというサイズなのです。この時計を腕が細い方である私が着けようものなら……

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……こうなります。(写真はイベントの際に撮ったサファイアケース) なんだかSF感のあるハイテクな計器のようです。

 

名称が示す通り、この時計は第二時間帯を表示する事ができます。それに加え、24時間のデイ・ナイト表示もバランスよく示しています。

また、この時計を駆動させるための香箱は4つも存在し、その残量を示すパワーリザーブ表示もあります。

何気に実用的な機能を備えているのです。

 

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いかがでしたでしょうか。

このポップアップストアは8月31日までの期間限定でオープンしているそうですので、実機を見たい方は足を運んでみては?(勝手に宣伝)

 

最後まで読んで下さいまして、ありがとうございました。次回は時計レビューになると思います。

 

Doi