2本目のラマ。
先日また時計を買ってしまった。いつものようにオークションやフリマアプリを漁っていると、偶然出会ってしまうものである。そして速攻でポチる。悪い癖だ。
それで購入したのはこちら。
RSW(ラマスイスウォッチ)のSUMO(スモウ)というモデル。2本目のラマだ。調べても有力な情報が出てこないほど知名度は低く、紹介されているページも通販サイトくらいで極めて少ない。
この時代のラマといえば見た瞬間に分かってしまうほどの特徴的すぎるデザイン。それでいてモデルによってキャラクター性は大きく異なっている。先月購入した“サンデッキ”は角ばったケースで直線的な印象なのに対し、今回の“スモウ”はケース全体が丸みを帯びていて何気に多機能だったりする。
今となっては激安で売り捌かれているのが現状だが、元値がちゃんと高いだけあってモノの質は確かなものだ。前面ポリッシュのケースや専用設計のブレスレットは非常に手が込んだつくりをしている。時・分・秒針に加えてデイ・デイトやパワーリザーブ、おまけに週カウンター表示が付いているおかげでデイリーユースにも向いた仕様だ。
中古で購入した汎用ムーブメント入りの時計は、基本的には一通り分解掃除とメンテナンスを行うと決めているので、今回もオーバーホールを行った。
特殊機構の構造などの理解が深まる上、何よりオーバーホール代が浮くのが嬉しい。この時計はETA2892の上に付加機能のためのモジュールが載っているので、作業をしていて楽しかった。
次に文字盤をプチカスタム。
はじめにこの時計を見たときにどことなく寂しさを感じ、何か色を足せないかと思ったので、インデックスとリングの部分に青いウレタン顔料を塗布した。これで世界で1本だけのラマが完成。(なんてお手軽な..
そして最後に原型を崩さない程度にケースをポリッシュして組み立て完了。
という事で、我が家の“夏時計”兼“ラグスポ”はコイツに決まりだ。ステンレス製のブレスレットが付いた重量感のある時計はラマ以外に持っていなかったが、この時計を何日か着けてみて悪くないな、と思った。非常に良い出会い方だったと思う。
さて、ラマは今後も増えるのだろうか?